医師・歯科医師に対する行政処分がされるまでの流れ
行政処分対象事案の把握
厚生労働省は、「罰金以上の刑に処せられた者」について、法務省から情報提供を受けることで対象事案を把握しているようです。
「罰金以上の刑に処せられた医師又は歯科医師」に係る法務省からの情報提供体制について
上記の報道発表資料によると、情報提供の内容としては、「公訴事実の要旨」、「判決結果及び事実の要旨(控訴審、上告審を含む)」とあります。厚生労働省が法務省を通じて知ることができるのは以上の情報に限られ、当該刑事事件の詳しい内容や、被害者との示談成立等の処分対象者にとって有利な事情は、情報提供の時点では厚生労働省には伝わりません。
自身にとって有利に斟酌される事情については、次に述べる行政処分対象事案報告書や、意見の聴取、弁明の聴取の際に自ら伝えていく必要があります。